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5月9日から10日にかけて、被災地に行ってまいりました。昨年12月のクリスマスコンサートツアー以来です。3月の終わりごろ、春が来る前に一度行きたいねと話していたところ、突然とてもよいお話が飛び込んで来て、少々延期となりました。というのは、イエスのカリタス友の会会員のある方から、自分たちが3教会合同で炊き出しを行うので、その余興でスモールクワイアに歌を歌ってほしいという依頼が来たのです。以前から炊き出しを兼ねてコンサートができればどんなにいいことかと考えていたので、このありがたいお話しに一も二もなく賛同いたしました。松戸・豊四季・亀有という3教会の信徒の方たちと、お互い都合のつく時期を調整して、この時期となりました。 |
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10日は朝早く二本松に向けて出発。松戸教会の渡辺神父様司式のミサに与り、朝食後おにぎり作りを開始しました。波江町から非難されている方々は約30の仮設におられるそうですが、今回炊き出し会場となる仮設はその中でも一番大きい仮設住宅でした。イベント等は月に2,3度あるようですが、人数が多いため炊き出しは3,4カ月に一度だと聞きました。それだけにとても楽しみに待ってくださっていたようです。3教会からの40人のボランティアさん達は前日にはいらっしゃり、炊き出しの仕込みをされたようです。私たちがお手伝いできたのは、約300名分のおにぎりをにぎる手伝いです。 ![]() |
そのあと炊き出し会場に向かい、セッティング開始。焼きそばにしても、焼き鳥にしても、それはそれは本格的な炊き出し設備でした。私たちは楽器やマイクをセッティングし、簡単にリハーサルを行い、出番を待ちました。10:45に炊き出しがスタートし、大勢の方々が三々五々集まっていらっしゃいました。私たちも豚汁をテーブルにお運びしたり、列に並ばれる方に焼きそばなどをついで差し上げたりするお手伝いをさせていただきました。 |
皆さんが食事をされて満たされたころ余興が始まりました。ひとつ目は手話ダンス。教会の女性たちが楽しく面白く美しく、開場の皆さんを引き込みながら素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていました。そのあとは手品です。新聞の中に流し込んだ牛乳が消えてしまったり、白いスカーフがワイン色に染まったりと、みんなは声をあげて驚いていました。 |
そして最後にスモールクワイアの出番です。風が非常に強く、テントなども飛ばされないようにくくりつけてありましたが、私たちもベールが飛ばされないか心配でした(笑)。ただ幸いだったことは、向かい風ではなく背後から吹き付けていたために、
コンサートの後は集会室にて有志ボランティアさん達による手もみマッサージのサービスも。シスターたちも試していました(笑)その後、自治会長さん達の話を聴く機会が設けられ、炊き出しボランティアに参加された信徒の方々の質問にも答えながら、今の仮設住宅の現状、苦労された話、福島を巡る現状などお話しくださいました。 |
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