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愛の喜び

   

東京教区の田中昇神父様が、2016年に発布された使徒的勧告
Amoris Laetitia━愛の喜び━を(日本語訳未発行)
12回にわたって、解説をしてくださいます。
どうぞご一緒に深めて行きましょう。



  第2回 みことばは家族にとっての道しるべ
東京教区司祭 田中昇
2017/5/1 更新


第1章 みことばの光に照らされて
序章で掲げられたことを踏まえて、第1章で教皇様は、聖書から出発して考察を組立てています。教皇様は、まずユダヤ教の婚姻の祭儀でもキリスト教の婚姻の典礼でも使用されている詩編128を取り上げその黙想として本章を展開しています。神のみことばから語り始められているこの第1章においては、「神の像とその似姿に従って創造された男女」から成る夫婦の美しさが再確認され、また対話や男女の結びつき、家族の優しさの重要性が説かれています。聖書には「多くの家庭の姿が見い出され、世代間で繰り広げられる愛の物語や家庭の危機等が現されています」(8項)。このことからも、家庭とは抽象的な理想ではなく、むしろ「職人の手仕事」(16項) のようなものであって、そこでは優しさこそが伝えられるべきなのですが (28項)、同時に家庭は初めのときから罪・悪にも直面し、それによって純粋な愛の関係が所有の関係に変えられてしまうこともあり得るのです(19項参照)。しかしそのようなときも、神のみことばは「抽象的な文字の羅列ではなく、危機や苦しみを経験している家族にとってまさに旅の友であり、歩むべき道を指し示して」(22項)くれるものなのです。

「アモーリス・レティツィア」=「愛のよろこび」は、慈悲と融和という二本の柱を中心とし、まさにこれらの柱がその大黒柱としての役割を果たしています。そのため、教皇様は「教義および実践の統一性」は普遍で、その事自体は教会にとって必要であることを確認したうえで、様々な文化や伝統、各国がそれぞれに掲げる挑戦に応じて、教義の幾つかの側面は「異なった方法」で解釈が可能であることも強調しています。教会において、教えや掟が先に置かれ絶対視されるべきではなく、まず先に私達に注がれた永遠の神の愛・みことばがあり、その応答としての信仰の喜び、慈悲と融和こそが伝えられるべき根本的な要素なのです。それを忘れては教会の教えの存在意義もないのです。

さらに教皇様は、失業問題や、「苦難と悪夢から成る日常」を生きる「拒絶され、戦う武器を持たない多くの難民の家族」をはじめとする悲劇についてもこの章の中で触れて、そうした家庭への必要な配慮を訴えています。