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愛の喜び

   

東京教区の田中昇神父様が、2016年に発布された使徒的勧告
Amoris Laetitia━愛の喜び━を(日本語訳未発行)
12回にわたって、解説をしてくださいます。
どうぞご一緒に深めて行きましょう。



第4回 神の賜物である結婚・いのちの恵み
東京教区司祭 田中昇
2017/7/2 更新


第3章 イエスを見る眼差し、家庭の召命

使徒的勧告『愛のよろこび』の第3章では、結婚や家庭に関する教会の教えの本質的な要素が改めて確認されており、第二バチカン公会議の『現代世界憲章』、教皇パウロ六世の回勅『フマーネ・ヴィテ』、教皇ヨハネ・パウロ二世の使徒的勧告『家庭』が幅広く引用されています。この章は30の条項からなっていますが、その内容は非常に重厚で、教皇様は福音における家庭の召命全般についてこれまでの教会の教導に基づいて分かりやすく説かれています。
 
 そもそも結婚は、「ただ単に単一性を欠いた儀礼的、社会的なしきたり」とみなされるべきものではありません。そして結婚の不解消性とは、「束縛」や単純な義務と考えられるべきものではなく、「結婚する男女の聖化と救済のための賜物」なのです。結婚はこのように男女にとっての神からの「召命」として理解されるべきものであって、「真の愛の源泉である三位一体の神を映し出すもの」、その意味でまさに「秘跡」であると説かれています。
 
 教皇様は、同棲生活をおくる信者、民法上だけ結婚した状態の信者、離婚再婚者など、困難な婚姻状況にある家庭や傷ついた家族を取り上げて、司牧者たちに対して「責任の重さはすべてのケースにおいて必ずしも同じではない」ため、真理への愛に従ってじっくりそれぞれの人の置かれた状況を識別・判断するよう司牧的配慮を説いておられます(79項)。そのため、「教会の教えをしっかりと明示する」その一方で、様々な状況の複雑さや一人ひとりの苦しみへの配慮を怠るといった誤った判断を避ける必要があると指摘されています。さらに、教皇フランシスコは力を込めて「人間の生命の大いなる価値」と「生まれてくる命の譲渡不可能な権利」について説いています。さらに教皇様は、子供を授かることのできない夫婦も、人間的・キリスト教的に完全に満たされた夫婦生活を送ることができるとして、子供はあくまでも神の賜物であり、子供を持つことが当然の権利、当然のことではないと述べています。
 
 同時に、一つの命が別の人間の立場から支配されてはならないと述べて、受胎から自然な死に到るまでの命の尊厳を改めて説いています。特に医療従事者に対する良心に従って非倫理的な行為に対する拒否義務、自然な死への権利、死刑の絶対的拒否を強調しています。