キリストは永遠に変わることのない方
- 2013/02/08 21:19
第1朗読 ヘブライ人への手紙13章1-8節
今日の第一朗読で読まれたヘブライ人への手紙は正直なところ、
普段あまり親しみを感じることがない。
でも今日とても心に響いてきた。
私たち修道者は、3つの誓願、「清貧」「貞潔」「従順」、
そして共同生活を通して、姉妹愛を生きるよう心掛けて生きているが、
修道生活を送っていない人も、この3つの精神で生きるよう、
今日の書簡は招いている。
まずは愛の心。互いを思いやる心だ。
「自分も一緒に捕らわれているつもりで、
牢に捕らわれている人たちを思いやり、
自分も体を持って生きているのですから、
虐待されている人たちのことを思いやりなさい。」
次に貞潔な生き方が示されている。
「結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、
夫婦の関係は汚してはなりません。」
次に清貧の生き方が示されている。
「金銭に執着しない生活をし、
今持っているもので満足しなさい」
最後に従順をどう生きるべきかが示されている。
「あなた方に神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。
彼らの生涯の終りをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。」
そしてあの名言で締めくくられている。
「キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。」
この世のすべてのものは過ぎ去る相対的なものである。
唯一、不変で無限で絶対のもの、それは
イエス・キリストの教えと生き方に示される
神の愛だけなのかもしれない。