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イエスのデビュー

ルカ4章14-22a節

今日の福音は俗っぽく言うと、ある意味イエスのデビューの情景が描かれていると言えるかもしれない。何か、息をのむ情景が目に浮かぶ。イエスはユダヤ教徒として小さいころから会堂に通っていただろう。そして、この日朗読するようにと手渡された巻物は、救い主の到来を預言した箇所であった。すでにその評判が広がり人々からの尊敬を受けていたイエス。この人がもしかしたら、待ち望んでいたメシア(救い主)かもしれない!と思っていた人々は、イエスがこの預言のことばについて何とコメントするかを固唾をのんで見守っていたのだろう。「この聖書の言葉は、今日、あなた方が耳にしたとき、実現した」。これを聞いて、会堂内はどよめいたのだろうか。それとも、波打ったように静まり返っただろうか…。

この宣言のあとイエスは3年間、実にこの預言どおり、多くの人の病を癒し、罪の重荷、心の重荷から解放したのであった。帝国ローマから解放するという輝かしいメシア像を抱いていた人々が、その期待を打ち砕かれてイエスを死に渡すまでの3年間だった。

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